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「大阪大学未来共生セミナー:未来共生のためのビジネスと社会貢献」のご報告(9月28日)

2013年9月28日(土)、大阪産業創造館(堺筋本町)において「大阪大学未来共生セミナー:未来共生のためのビジネスと社会貢献 ~ SARAYA社による活動とNPO (Non- Profit Organization) 法の諸課題」と題するセミナーを開催しました。講師には、前衆議院議員(現在、日中友好協会会長)の加藤紘一氏、サラヤ株式会社社長の更家悠介氏をお招きし、NPOの現状と今後の課題について議論が行われました。

対談中の加藤紘一氏(左)、更家悠介氏(中央)、右はモデレーターの中村安秀 大阪大学大学院 人間科学研究科教授

 今回のセミナーでは、RESPECT履修生と一般参加者(主に企業関係者)とのコミュニケーションを深めるために、学生と一般参加者5~6名が1つの円卓に着席するように、テーブルを配置し、自由な議論や活発な意見交換を行うことができる環境づくりを意識しました。
 冒頭、加藤紘一氏より日本国内ではNPO(非営利組織)、海外ではNGO(非政府組織)が活動をしているが、両者の繋がりが殆ど無く、両者が連携し合う機会を増やすことが今後の課題の一つではないかとの指摘がありました。また、日本には昔から相互扶助的な考え方が存在しており、江戸時代における地域社会の構成は現在のNPO社会に通じるものがあるとの付言も頂きました。更家社長からは、企業の社会貢献として2010年にウガンダの子供や母親の手洗い普及活動のUNICEF支援を開始し、2012年からはJICAの協力で病院での医療関連感染予防のためのアルコールによる手指消毒事業のBOPビジネスも開始したとの紹介がありました。また、現地では年少の児童が伝染病や感染症などで死亡することも多く、その大部分は手洗いで予防できることが分かり、手洗い事業を始めたとの説明も頂きました。

 加藤氏、更家氏からの多岐に亘る内容の対談を受けて、RESPECTの履修生より所感を一人10文字程度にまとめたコメントがなされました。それぞれのコメントは、「WIN-WIN」、「現状把握+できる事」、「市民の役割とは」、「利益追求と社会貢献」、「自発性は関係性から」、「バックグラウンドに目を向ける」、「持続可能な発展モデル」、「対立構造をどう壊すか」という内容でした。

各テーブルでの対談

 その後、加藤氏、更家氏の対談、履修生によるコメントを受けて、未来共生に向けたビジネスと社会貢献を両立させるために最も必要なことは「人を育てる」ことであるとの視点から、我々(セミナー参加者全員)としてどのような指針や目標を持ち、どのような生き方をしていくべきか、私たちが将来の世代に何をつないで行くことができるか、私たちの強みや弱みは何か、という点にについて、各テーブルで議論を深めました。
 本セミナーは、単にビジネスと社会貢献のあり方を考えるというテーマに留まることなく今後のグローバルな未来共生というより大きな視点から各人が未来共生とは何かを考える良い機会になった等、ポジティブな感想を多く頂きました。

(2013年10月31日, 吉田)

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