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活動報告

六大学交流会のご報告

当日のチラシ
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 2015年6月13日(土)から14日(日)にかけて、多文化共生社会に関係する日本全国の6リーディングプログラムの履修生、教職員が大阪大学の大学会館に一堂に会し、六大学交流会を開催しました。

[写真1]当日の集合写真

 そもそも、なぜ6大学なのでしょうか。博士課程リーディングプログラムとは文部科学省の事業の1つであり、産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーを養成することを目的としています。リーディングプログラムは2014年度の段階で日本国内にある44大学、66のプログラムが運営されています。リーディングプログラムには、文系・理系を問わず、オールラウンド型、複合領域型(環境)、複合領域型(生命健康)、オンリーワン型といった様々なタイプがあります。6大学とは、日本国内にあるリーディングプログラムの複合領域型(多文化共生社会)として採択された6大学、6つのプログラムのことを意味します。今回の六大学交流会ではそのような6大学6つのプログラムが初めて一堂に会し、履修生はそれぞれの関心について議論し合い、また、教職員は運営についての情報交換を行ったのです。

 当日はあいにくの曇り空でしたが、中身の濃い充実した会合となりました。ここでは、六大学交流会の簡単なご報告をできればと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 

【博士課程リーディングプログラム 複合領域型(多文化共生社会)】
• 金沢大学 文化資源マネージャー養成プログラム
• 大阪大学 未来共生イノベーター博士課程プログラム
• 同志社大学 グローバル・リソース・マネジメント
• 東京大学 多文化共生・統合人間学プログラム
• 名古屋大学 「ウェルビーイング in アジア」実現のための女性リーダー育成プログラム
• 広島大学 たおやかで平和な共生社会創生プログラム

※採択年順。
※以下では次のような略称を用います。金沢大学 文化資源プログラム、大阪大学 未来共生プログラム、同志社大学 GRM、東京大学 IHS、名古屋大学 ウェルビーイングプログラム、広島大学 たおやかプログラム

第1日目:PART1 全体会合

 六大学交流会は2日間行われました。6大学、6プログラムの履修生、教職員が集まって行われたため、総勢90人を越える大規模な会合となりました。

[写真2]開会挨拶をなさる東島清先生

[写真3]問題提起をなさる栗本英世先生

 交流会の冒頭において東島清先生(大阪大学理事・副学長)より開会の挨拶があり、当日の会合が盛り上がるようにとのお言葉を頂きました。次に、栗本英世先生(大阪大学 未来共生プログラム プログラム担当教員;人間科学研究科教授)より問題提起がありました。栗本先生の問題提起の内容は、多文化共生の前提をもう一度問い直す内容であり、大学会館に集まった履修生の知的好奇心を大いに刺激しているようでした。

[写真4]プログラム紹介をする左から大瀧千輝さんと井坂智人さん

[写真5]プログラム紹介の様子

 六大学交流会と言っても、お互いの活動内容はほとんど知らない状態です。そのため、まず、各リーディングプログラムの紹介がそれぞれの代表により行われました。大阪大学からは井坂智人さん(未来共生プログラム 1期生)と大瀧千輝さん(同)が壇上に立ち、国内外での活動の足跡や将来の計画についてユニークなスライドでいきいきと紹介しました。

第1日目:PART2 グループワーク

 各プログラムの紹介ののち、グループワークに移りました。グループワークでは、6大学の履修生・教職員混成のAからGまでの7チームに分かれ、多文化共生に関係するテーマについて議論を深めます。ただし、議論のテーマ設定や進め方は履修生に委ねられ、教職員は議論に介入しませんでした。したがって、どのように議論しても自由です。最初こそ若干の緊張があったものの、徐々にそれもなくなり活発な議論が行われていました。あるグループは会場から出てカフェテリアに場所を移し、くつろいだ雰囲気の中で議論を進めていました。

[写真6]グループワーク会場の全景

[写真7]グループワークの様子

[写真8]グループワーク後の意見交換

 議論が深まると、各グループ間での意見交換に移りました。ホワイトボードを用いて意見交換をするグループ、模造紙を用いて交流するグループ、意見交換の形式は多種多様です。自らのグループの報告をする立場になったり、逆に、他グループからのコメントに答える立場になったり、ディフェンス・オフェンスが入り混じり会場が熱気を帯びていました。この意見交換は次の日のプレゼンテーションに活かされることとなりました。

 
 
 
 
 
 
 

第1日目:PART3 情報交換会

[写真9]情報交換会での人の輪

 PART3の情報交換会では、6つのプログラムの履修生・教職員全員で、ざっくばらんな話し合いを持ちました。皆さん、それぞれに楽しい時間を過ごしました。いくつかのサプライズもありました。Derrace McCallumさん(名古屋大学 ウェルビーイングプログラム 履修生)の母国ジャマイカの打楽器の演奏、Stephen Muller先生(大阪大学 未来共生プログラム 特任専任講師)のピアノ演奏、そして、留学生の民族衣装の披露、さきほどまでの緊張感が嘘のように大いに盛り上がりました。情報交換会の最後に小泉朝未さん(大阪大学 未来共生プログラム 3期生)の合図のもと、参加している履修生・教職員全員で、円になり腕を組んで輪を作りました。

 
 
 

第2日目:PART4 プレゼンテーション

 前日の盛り上がりも冷めやらぬ2日目、グループワーク後の意見交換の結果を反映させ、グループAからグループGのプレゼンテーションが行われました。皆さん、前日に出会ったばかりであるにもかかわらず、素晴らしいチームワークを発揮しまとまりのある発表をしました。そして、プレゼンテーションを受けて、最も良かった報告を決めるため、参加者全員で投票をしました。

[写真10]グループワークのプレゼンテーション

[写真11]表彰状を贈呈する脇阪紀行先生

 各グループの報告に対して、栗本英世先生、岡橋秀典先生(広島大学 たおやかプログラム プログラムコーディネーター)、内野儀先生(東京大学 IHS プログラムコーディネーター)よりコメントとねぎらいのお言葉を頂きました。先生方も面識もなかった6大学の混成グループでありながらも、わずかな時間できっちりとしたプレゼンテーションをした学生たちに感心していらっしゃるようでした。

 最優秀賞の発表です。脇阪紀行先生(大阪大学 未来共生プログラム 特任教授)とJosephine Galipon先生(東京大学 IHS 特任助教)が壇上で発表されました。最優秀賞をとったのはZang Xiangyuさん(広島大学 たおやかプログラム 履修生)、眞浦有希さん(大阪大学 未来共生プログラム 3期生)、Chayadit Pumaneratkulさん(同志社大学 GRM 履修生)、辻晶代さん(名古屋大学 ウェルビーイングプログラム 履修生)、Kanokwan Somsirivarangkoolさん(金沢大学 文化資源プログラム 履修生)、菊池魁人さん(東京大学 IHS 履修生)のグループGです。”Intergenerational Coexistence in Japan as an Aging Society”と題した報告でした。

 最後に志水宏吉先生(大阪大学 未来共生プログラム プログラムコーディネーター)が六大学交流会の修了証授与、閉会挨拶をなさいました。2日間にわたる交流会、非常に充実したものとなりました。ご参加下さった、皆様、ありがとうございました。

[写真12]閉会挨拶をなさる志水宏吉先生

[写真13]大阪大学未来共生プログラムの参加者の集合写真

 

(2015年6月20日, 平尾)

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