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活動報告

未来共生セミナー「障害者への『合理的配慮』を問う ~ 障害・環境・わたしについて考える」のご報告

[写真1]セミナー会場の様子

 2015年11月28日、大阪大学豊中キャンパス・ステューデントコモンズにおいて、未来共生セミナー「障害者への『合理的配慮』を問う ~ 障害・環境・わたしについて考える」を開催しました。初めに、未来共生プログラムの3期生の伊藤駿さん(人間科学研究科・博士前期課程1年)より「障害者差別解消法」について説明があり、その後、株式会社LITALICOの執行役員・事業副部長の野口晃菜氏が同社の活動内容などについてご講演されました。当日は、第五部門の教員、履修生、人間科学研究科の大学院生、NPO関係者など16名が参加しました。両者の講演後、同3期生の小泉朝未さん(文学研究科・博士前期課程1年)の指導の下、「障害・環境・わたし ― 社会から障害はなくせるか」と題するワークショップを開催しました。

 伊藤さんの説明では、日本政府による障害者権利条約への批准を受けて、国内での立法作業が進み、障害者差別解消法が制定、2016年4月には施行予定であるとの説明がありました。合理的配慮の観点から、当事者間がお互いに話し合い、何ができるのかをお互いに考えることが必要であると附言されました。

[写真2]「障害者差別解消法」の説明をする伊藤駿さん

[写真3]ご講演なさる株式会社LITALICOの野口晃菜氏

[写真4]ワークショップを取りまとめる小泉朝未さん

 野口氏は、講演でLITALICO社の取り組みについて説明、障害者に対する就労支援サービス、幼児教室・学習塾であるLeaf、興味や関心を伸ばすデジタルモノづくり教室であるQREMOについての紹介があり、障害のない社会をつくることの重要性について言及されました。

 また、同氏より「障害は人ではなく、社会の側にある。社会にある障害をなくしていくことを通じて、多様な人が幸せになれる『人』が中心の社会を目指す」、それがLITALICOの役割であるとのコメントがありました。

 ワークショップでは、小泉さんの進行の下、参加者が4つのグループに分かれ、現在、自らの周りにある怒りや障害について意見を出し合いました。最後に各グループで出されたコメントを全員で共有しました。「障害者間の差別問題」、「出生前診断の是非」など多くの課題が示されました。短い時間ではありましたが、合理的配慮を初めとする諸問題を認識・議論する良い機会になりました。当日、お越し下さった皆様、ありがとうございました。

 

(2015年12月15日, 吉田)

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