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活動報告

3期生「公共サービス・ラーニング」のご報告: アジア協会アジア友の会


 未来共生プログラムの3期生「公共サービス・ラーニング」のご報告です。2年次後期の「公共サービス・ラーニング」ではNPO、学校、公的組織など様々なところでインターンをし、未来共生に関係する諸課題を実地で学びます。3期生の陳文叡さん[国際公共政策研究科・博士前期課程1年]は「公益社団法人アジア協会アジア友の会」でインターンをしました。以下、陳さんからのご報告です。

「公益社団法人アジア協会アジア友の会」での活動

[写真1]家原寺で新年募金の様子

 公共サービス・ラーニングにおいて、私は2015年10月から2016年1月までの約4ヶ月間、公益社団法人アジア協会アジア友の会(以下:アジア協会)でインターンシップをさせていただきました。アジア協会(JAFS: The Japan Asian Association & Asian Friendship Society)は飲料水の欠乏が深刻なアジアに井戸を贈る運動として、1979年に活動をスタートした民間国際協力援助団体(NGO)です。アジア協会は、文化の多様性を尊重し、誰もがどこで生まれようとも「生きてきて良かった」と思える地球社会の創造を目指して、人々の「理解と協力と連帯」のもと、「安全な水」を贈ることにより派生した生活や環境、医療や衛生、教育の向上などの様々な社会的課題に取り組んでいます。海外支援事業はアジア協会の活動の基軸となるもので、各事業をきめ細やかに且つ、それぞれの地域に見合った活動を実施するために、現在は中央事務所を大阪において、アジアの18カ国68地域の現地提携団体とのネットワークを形成し、地域文化の多様性に適した活動を実施しています。そして、国内においては、海外支援事業が個々の問題としてより身近に感じて活動に協力していただけるように、各都道府県の会員の方々を中心に様々な活動を展開し、啓発活動を実施しています。

 10月から11月にかけて、私は週一回のペースでアジア協会の事務所で事務的な手伝いを始めとする活動を行いました。具体的な仕事としては、事業計画書の翻訳や基礎中国語教材の作成、年末募金発送の手伝い、子供向けのアジアネットの作成などでした。12月から、私は事務所での活動以外に、アジア家庭料理教室やクリスマスパーティー、ぞうすいの会などの地域イベントにも参加しました。

 アジア協会での活動を通して、私が普段大学で学べない、得られないものがたくさんありました。グローバルガバナンスが欠如している中、アジアでは、格差が拡大する傾向にあり、深刻な水不足や貧困問題に直面している国々もたくさんあります。アジア協会は従来の国家安全保障会議ではなく、人間の安全保障に重点を置き、個々の人に焦点を当て、「より人間らしいアジア社会の実現」を目指して、教育、環境などの開発支援事業に取り組んでいます。支援活動以外に、アジア協会が市民社会の一員として、そしてステークホルダーである市民に対して、アカウンタビリティ(説明責任)を果たすべきだと思いました。そして、アジアの共生に向け、アジアの問題に焦点を当てることは無論ですが、アジアのことだけ考えてはなりません。ヨーロッパの統合プロセスと違って、宗教や民族的な多様性を抱え、複雑な歴史問題に加え、アジアではナショナリズムの考えが未だに強く、国家レベルでの政治的な共同体の実現は困難ですが、文化的アプローチから、民間レベルでの可能性は見えてきました。そのため、まずお互い理解することが大事だと思いました。

[写真2]アジア家庭料理教室で学んだ内モンゴル料理

[写真3]ぞうすいの会でザンビアの話をする

 

(2016年3月2日, 陳)
受け入れ先(順不同)

社会福祉法人 豊中市社会福祉協議会、庄内ガダバ、特定非営利活動法人 コリアNGOセンター、特定非営利活動法人 関西NGO協議会、公益財団法人 吹田市文化振興事業団 メイシアター、一般財団法人 アジア・太平洋人権情報センター ヒューライツ大阪、特定非営利活動法人 こどもの里、公益財団法人 とよなか国際交流協会、大阪市港区役所 協働まちづくり支援課、公益社団法人 アジア協会アジア友の会、豊中市立 桜井谷小学校、とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ、公益財団法人 大阪国際交流センター、尼崎市役所 政策部 まちづくり企画・調査担当

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