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活動報告

1期生「海外インターン」のご報告: オーストラリア

 未来共生プログラムでは3年次に「海外インターン」のカリキュラムがあります。今年度は1期生が4ヶ月から6ヶ月の「海外インターン」プログラムに参加しています。1期生の坂口恵莉さん(人間科学研究科・博士後期課程1年)はオーストラリアで活動しました。以下、坂口さんからのご報告です。

オーストラリアでのインターンのご報告: 学校現場での活動

[写真1]ICET卒業式の準備をするスタッフと坂口さん

 1期生の坂口です。3ヶ月、InterCultural Education Today(以下、ICET)にてインターン生として受け入れて頂き、活動に取り組みました。ICETとは、日本からの高校生に1年間オーストラリア留学プログラムを提供する民間組織です。1991年にオーストラリア・シドニーに創設されました。以来、ICETは毎年日本から来豪する15名から30名の高校生を現地提携校に送り出し、加えて、現地にて多様なサポート(英語力の強化、異なる価値観の理解、社会生活能力の向上など)を、約20年間継続して提供しています。ICETスタッフの数は、2015年12月現在6名です。3ヶ月間、この組織の一員として、業務に携りました。インターンシップの勤務場所は、ICETの受け入れ生徒の留学生活の現場でありICETのオフィスが設置されている、現地提携公立高校です。わたしが担当した業務は、主に高校生へのサポートです。

 学校、という組織において教員でもなく生徒でもなく、インターン生という立場で活動することに、はじめ困難を感じ、自身の役割を見出すまでに時間がかかりました。一方インターン生であるがゆえの、役割がないことへの葛藤については、自分に提供できることと相手のニーズが上手く合致する箇所をみつけ立案した企画を、先方と連携し具現化していく過程を経たことで解決されたと振り返ります。インターンシップの活動に取り組むことで、「報告」「連絡」「相談」(ほうれんそう)の徹底、受入れ先スタッフとの積極的なコミュニケーション、「何をしてもらうかではなく何を提供できるか」の精神など、組織の一員として働く上での作法を学ぶことが出来ました。さいごに、本インターンシップの活動ではこれら学びのみならず、オーストラリアという国で日々を過ごした結果、新たな視点で「多文化共生」について考察する機会を得ることも出来ました。

 今回のインターンシップはわたしにとって、「多文化共生」の模索と具現化を学術的な形そして社会の現場に還元する形、双方のアプローチをもって今後取り組んでいく志を新たにする機会となりました。インターンシップ活動従事を実現させてくださった受入れ先ICETをはじめとする、お世話になったすべての方々に心より感謝申し上げます。

[写真2]卒業式にて同時通訳をする坂口さん

[写真3]ICET生徒に向けて企画プロジェクトを行う

 

(2016年1月28日, 坂口)

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