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活動報告

インドネシア海外研修のご報告(2015年度)

 3期生が2月13日から28日の日程でインドネシアで研修をしました。インドネシア研修は今年で3年目になりますが、今年も充実した研修となりました。眞浦真希さん(医学系研究科・保健学専攻・博士前期課程1年)も本研修に参加しました。以下、眞浦さんからのご報告です。

インドネシア集中講義・多文化研修2015報告

[写真1]ガジャ・マダ大学大学にて

[写真2]早朝のボロブドゥール遺跡

 2016年2月13日から27日の2週間にわたって14名の学生がインドネシア・ジョグジャカルタ市で行われた「集中講義・多文化研修」に参加しました。本研修ではガジャマダ大学大学院の学生13名と共に、「Disaster Management & Humanitarian Action」や英語集中講義、多文化共生セミナーを受講しました。教員と学生の密度の濃い議論によって展開される講義スタイルは大変刺激的なものでした。また、ムラピ山噴火被災者へのインタビュー調査、現地のNGOやカトリック教会の訪問、伝統文化の体験などを通して、現地の人々の生活に触れる機会にも恵まれました。

 インドネシアは地震・火山噴火・洪水・森林火災といった自然災害が頻発する地理的条件にあり、自然災害以外にも各地で勃発した民族紛争によって多くの人々が犠牲となっています。「Disaster Management & Humanitarian Action」の講義では災害・紛争地域における人道支援について、世界各地で取り組まれた具体的事例に基づき、理論的・実践的な知識が共有されました。また「Project Cycle Management」の手法を用いたグループワークでは「ヘイズ(煙害)問題」に対して、政府・NGO・企業など異なる立場からの解決策を提案しました。ムラピ山噴火被災者へのインタビュー調査では、現地の学生とペアとなり被災者を戸別訪問しました。現地の学生によるインドネシア語から英語への通訳を介した調査でしたが、被災者の生の声を聴き、彼らの日常生活の一端に触れることができたのは極めて貴重な経験でした。

 民族・言語・宗教など文化的に多様な背景をもつインドネシアですが、それは1つの教室に集まる学生からも知ることができます。文化的「少数派」に属する学生が自身のアイデンティティを脅かされる経験を語ってくれたことは印象的でした。それは日本や学生それぞれの出身国においても取り組まれるべき課題と言えます。また、現地の学生の講義に対する主体的な態度、私達の拙い英語にも真摯に耳を傾けてくれる姿勢にも、私達が学ぶべきことは多いと感じました。

 

 

(2016年3月20日, 眞浦)

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