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活動報告

コミュニティ・ラーニング@岩手県野田村のご報告


5期生のコミュニティ・ラーニングのご報告です。未来共生プログラムでは1年次の8月にコミュニティ・ラーニングの授業で東北地方において東日本大震災の際に被災地となった地域に赴き、現地でフィールドワークを行います。今年度は岩手県九戸郡野田村で活動を行いました。黒江裕貴さん(人間科学研究科・博士前期課程1年)からの報告です。

チームメンバーと切磋琢磨しながら

[写真 1]漁船でホタテの養殖の様子を見学

[写真 2]地域の散策活動の様子

例年の東北コミュニティ・ラーニングは、南三陸、気仙沼、野田村の三か所に分かれて行われていましたが、今年は、参加者全員が野田村で活動しました。久慈市観光物産協会の専務理事をされている貫牛さんのご自宅の隣にあるチーム北リアス事務所(サテライト)に12名の学生が集まり、かなり大所帯での共同生活でした。また、今年の活動は例年と違い、テーマが設定されていました。環境省は東北地域の復興事業の一環として、多くの人々に東北の自然の魅力を伝えるために青森県八戸市から福島県相馬市を結ぶみちのく潮風トレイルを整備しています。今年の東北コミュニティ・ラーニングでは、そのみちのく潮風トレイルに倣い、フィールドワークを通して野田村の良さを伝えられるようなトレイルのルートを提示するという課題が与えられました。

フィールドワークは12名の学生を3人1グループに分け、それぞれが四つの異なる地域で活動しました。「チームで協力しながら」と聞いて、最初は全て一人でやるよりもずっと楽だろうと思っていましたが、実際にやってみるとメンバーの一人一人が異なる視点や考えを持っており、意見をまとめるのに非常に苦労しました。毎日17:00から全体で行われるフィールドワークの振り返りを終えて先生方が久慈市のホテルに戻られた後、ほぼ毎日チームメンバーと夜遅くまで話し合っていました。こうした生活や過密なスケジュールが相まって活動当時はとても大変でしたが、誰かととことん話し合いながら一つのものを作り上げていくという作業は非常にいい経験になったと思います。

フィールドワークで最も印象的だったことは、私たちのような「よそ者」に対する住民の方々の心の温かさです。インタビューにご協力いただいた方々は全員、気さくに親切に話してくださり、町の散策中に通りすがりの方に話しかけてみると必ず笑顔で応えてくださりました。このように、私たちがスムーズに地域に入り込んで、住民の方々に親しまれながら活動できたのは過去に先生方や先輩方が築き上げてこられた信頼によるものだと思います。地域の方々をはじめ、様々な人々によって私たちの活動は支えられており非常に感謝しています。

(2017年10月21日, 黒江)

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